Google広告とは?仕組みや設定方法、運用のコツを解説

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Google広告とは、Googleの検索結果画面やYouTube、提携サイト、アプリなどに広告を出稿できるサービスです。Googleの検索エンジンで得たデータを用いているため、精度の高いターゲティングができることや、クリック課金などの方式により低価格で始められる点が魅力です。この記事では、Google広告の概要や種類、設定方法や運用するコツなどを解説していきます。

目次

Google広告とは

パソコンを使い会議をする様子

Google広告とは、検索エンジンで有名なGoogleが提供するWEB広告媒体のことです。検索結果やYouTube、提携サイトなどに広告を掲載でき、企業の集客強化に有効な手段として注目されています。

Google広告は、検索広告やディスプレイ広告、動画広告など、さまざまなフォーマットに対応しています。これは検索エンジンのシェアにおいて全世界で約9割、日本で約8割を占めるとされる、Googleのネットワークを背景に構成されています。検索エンジン市場での圧倒的なシェアを活かし、幅広い顧客層にアプローチできるのが強みです。

※参考:Search Engine Market Share Worldwide

Google広告の特徴

Google広告最大の特徴は、検索エンジンで得た膨大なデータに基づき、精度の高いターゲティングが可能なことです。他にも、低コストで出稿できることや、広告の種類が豊富といったメリットがあります。

精度の高いターゲティングができる

Google広告は検索エンジンで得たユーザーの属性や行動履歴を元に、精度の高いターゲティングが可能です。検索キーワードやサイトの閲覧履歴、アプリの使用状況といったデータを持っている他、Googleアカウントに登録されたユーザー情報も活かし、求めているターゲットに効率よく訴求できます。

ユーザーの興味関心や購買意欲を精査して配信できるので、成果につながりやすいと言えるでしょう。

低価格で出稿が可能

Google広告はクリック課金制を採用しているため、低価格での出稿にも対応しています。例えば検索広告であれば、広告がクリックされたときやコンバージョンが発生したときにのみ課金され、掲載自体に費用はかかりません。このため、広告に多くの予算を割けないケースでも手軽に始めることができます。

広告の種類が豊富

Google広告は検索広告、ディスプレイ広告、動画広告、アプリ広告、P-MAX(Performance Max)キャンペーンなど、多様な方法で掲載できるのが特徴です。新製品の認知には動画広告、エンゲージメント目的にはディスプレイ広告、ECにはショッピング広告といったように、ビジネスゴールに応じて最適な型を選択できます。

Google広告の種類一覧

Google広告では、さまざまな目的に応じて7種類の広告フォーマットから選択できます。それぞれの概要と活用シーンを紹介します。

1. 検索広告

Googleの検索画面とリスティング広告

検索広告とは、検索結果画面に表示される広告のことで、リスティング広告とも呼ばれます。ユーザーの検索意図に合わせて広告を表示できるため、コンバージョンしやすいのが特徴です。

2. ディスプレイ広告

ディスプレイ広告が掲載されたサイト

ディスプレイ広告とは、Googleの提携サイトやアプリ、YouTube、Gmailなどのサービスにバナーを配信できるサービスです。テキストと画像や動画を組み合わせて広告を出せるため、ブランドの認知拡大や商品の魅力を伝えるのに適しています。

3. 動画広告

YouTubeの動画広告

動画広告とは、主にYouTubeやGoogle動画ネットワークに配信される動画形式の広告です。インストリーム広告やバンパー広告などの形式があり、YouTubeなどを視聴する幅広い層に訴求が可能です。

■動画広告の種類一覧

インストリーム広告動画の前後や途中に流れる。スキップ可能なものと不可のものがある。
バンパー広告動画の途中に6秒以内で流れる広告。スキップ不可。
インフィード広告YouTubeやSNSのタイムラインに表示され、自然な形でユーザーの興味を惹ける。
YouTubeショート広告ショート動画の途中で流れる広告。
マストヘッド広告YouTubeのトップページに掲載される広告。

4. アプリ広告

アプリ広告とは、スマートフォンアプリのインストール促進やアプリ内での購入や登録を目的とした広告です。Google Playに表示される他、アプリ内バナーや動画でも配信できます。

5. ショッピング広告

Googleの検索画面に表示されたショッピング広告

ショッピング広告とは、商品画像、価格、店舗名などが表示されるEC向けの広告です。Googleショッピングにおいて、商品を探しているユーザーに対して優先的に表示されます。購入意欲の高い顧客層に、効果的なアピールが可能です。

6. P‑MAX(Performance Max)

P‑MAX(Performance Max)とは、機械学習を活用して、複数媒体(検索、ディスプレイ、動画、ショッピングなど)にまたがって配信を最適化してくれるキャンペーンです。成果目標(コンバージョン、売上など)に合わせて、入札・配信先・ターゲティングまでGoogleが担います。コンバージョン数を最大化したい場合などに便利です。

7. デマンドジェネレーションキャンペーン

デマンドジェネレーションキャンペーンとは、機械学習を活用して、潜在層の興味を惹くために配信が最適化されるキャンペーンです。YouTube、Discover、Gmailなどでブランド認知や関心喚起を目的に配信されます。P‑MAXは短期的なコンバージョンを目的とする場合、デマンドジェネレーションキャンペーンは長期的なブランド構築をする場合といったように使い分けると良いでしょう。

Google広告のメリット

パソコンで作業をする男性

Google広告にはコンバージョン率が高い、幅広い媒体に掲載できるなどのメリットがあります。ここでは代表的なメリットを深掘りします。

コンバージョン率が高い

Google広告は検索ユーザーの意図に応じて表示されるため、購入や資料請求といった行動につながりやすい点がメリットです。検索エンジンで得た膨大なデータを機械学習やAIで活用することで、高いコンバージョン率を達成しています。特にコンバージョン率を最大化できるP‑MAXを利用すると、効果的な運用がしやすい傾向にあります。

幅広い媒体に掲載できる

Google広告は検索結果だけでなく、YouTubeやGmail、提携サイトなど多様な配信先を持ちます。これにより、検索エンジンだけでなくYouTubeなどを利用する、幅広いユーザーに広告を表示することが可能です。広告の種類も多いため、ブランド認知を目的とする動画広告から、実際の購買を狙う検索広告まで一貫して実施できるのもメリットです。

Google広告のデメリット

Google広告にはメリットが多い一方で、注意すべき点もあります。ここでは代表的な課題について紹介します。

運用のために知識が必要

Google広告は運用のために、幅広い知識やスキルを必要とします。Google広告の仕組みや細かな設定を理解しないと、十分な成果が得られない可能性もあります。

例えばGoogle広告には「品質スコア」という指標があり、広告の品質の高さを1から10の数字で示しています。品質スコアには推定クリック率や広告との関連性、ランディングページの利便性といった項目があり、運用の際はこれらを理解して適時改善する必要があります。

こうした仕組みはGoogle広告のアップデートによっても変化していくため、社内で担当者を決めて任せるのが理想ですが、難しい場合は代理店に運用を依頼すると良いでしょう。

業界によっては競争が激しい

Google広告のデメリットとして、業界によっては競争が激しい点が挙げられます。Google広告は参入障壁が低いため広告の数が多く、業界によってはクリック単価が高くなることもあります。クリック単価が上がると広告費用も高くなってしまうため、予算対効果を意識した運用が重要となります。

Google広告の課金方式と仕組み

キーボードと電卓

Google広告の課金方式は3つあり、仕組みを理解することで予算を効率よく配分し、成果につなげることができます。Google広告の課金方式と費用の計算例、広告ランクについて解説します。

課金方式

Google広告の課金方式は以下の通りです。

料金プランの種類費用が発生するタイミング広告の種類
クリック課金ユーザーが広告をクリックしたとき検索広告
ディスプレイ広告
動画広告
ショッピング広告
アプリ広告
P-MAX
デマンドジェネレーション
インプレッション課金広告が1,000回表示されたときディスプレイ広告
動画広告
広告視聴課金動画広告が視聴されたとき動画広告

費用の計算例

クリック課金

クリック課金は検索広告、ディスプレイ広告、動画広告などさまざまな媒体で使用される課金方式です。クリック課金の費用は、1クリックの単価×クリックされた回数で求められます。クリック単価の相場は50~100円程度ですが、競争が激しい業界では高額になるケースもあります。

仮に、クリック単価が100円の広告を300回クリックされたとすると、

100円 × 300回 = 30,000円

費用は30,000円です。

クリックされるまで費用が発生しないため広告費を抑えやすい、予算を組みやすいなどのメリットがあります。一方で、クリックされてもコンバージョンに至らない場合、費用が無駄になってしまうリスクもあります。

インプレッション課金

インプレッション課金とは、主にディスプレイ広告で使用される課金方式で、広告が1,000回表示されるたびに費用が発生する方式です。ディスプレイ広告の場合、相場は数十円~数百円程度です。

仮に、インプレッション単価300円の広告が5万回表示されたとすると、

300円 × (50,000回 ÷ 1000) = 15,000円

費用は15,000円です。

広告をクリックされても料金が発生しないため、ブランディングなど「広告を見せるだけ」が目的なら安く済む可能性があります。しかし、ターゲティングが曖昧だと不要なインプレッションにより広告費が増えてしまいます。クリックやコンバージョンが目的であれば、他の課金方式の方が効果的なケースもあります。

広告視聴課金

動画広告で使用される広告視聴課金は、広告が再生されるごとに費用が発生する仕組みです。広告視聴単価の相場は、一定時間後にスキップできるタイプの場合10円以下と定額です。ただし、スキップ不可の場合は1,000回ごとに数百円程度の費用がかかります。

仮に、広告視聴単価5円の広告が1万回再生されたとすると、

5円 × 10,000回 = 50,000円

費用は50,000円です。

スキップ可の広告の場合低予算で始められ、幅広い層にブランドの認知を高められるというメリットがあります。デメリットとしては、スキップされる可能性がある、動画制作に工数やコストがかかるといった点が挙げられます。

広告ランクと掲載順位

Google広告では、広告の掲載順位が「広告ランク」により決定されます。広告ランクは基本的に、入札単価×品質スコアで算出されます。入札単価とは、広告にクリックやコンバージョンが発生した場合、いくらまで支払えるかの上限額のことです。入札単価が高いほど上位に掲載されやすくなります。

品質スコアとは、広告のクリック率、広告文の関連性、ランディングページの品質などを総合評価した指標で、10点満点で表示されます。

項目詳細品質スコアを高める方法
クリック率広告を見たユーザーがクリックした確率広告文やデザインを改善する
広告の関連性広告とキーワードが一致しているか広告の内容とキーワードを一致させる
LP(ランディングページ)の品質広告とLPの内容が一致しているか
LPが見やすく、使いやすいか
広告とLPの内容を一致させる
ページの読み込み速度を速くする
全てのデバイスで表示できるようにする

品質スコアが高ければ入札額が控えめでも、競合よりも高い順位に掲載されることが可能です。逆に、品質が低いと高額入札でも順位が下がる可能性もあります。

Google広告の費用の決め方

Google広告の費用を決める際は、目標を決めて逆算する方法が有効です。最初にどのくらい利益が欲しいかを設定して、必要なコンバージョン単価やコンバージョン数を求めます。

例として、コンバージョン課金で広告を出稿する場合の計算式を見ていきます。

①商品の単価 × コンバージョン数 = 売上
②コンバージョン単価 × コンバージョン数 = 広告費

①売上 - ②広告費 = 利益

この計算式にあてはめると、コンバージョン単価の上限額や目標とするコンバージョン数が見えてくるでしょう。

Google広告のターゲティング方法

キーボードと電卓、グラフ

Google広告では、ユーザーに合わせた配信設計が可能です。効率的に注目を集められるよう、主要な3つの方法を紹介します。

① オーディエンスターゲティング

オーディエンスターゲティングとは、ユーザーの興味や属性に基づいて広告のターゲットを絞り込む方法です。興味関心、キーワード、地域や年齢、購買意欲など、さまざまな方法でターゲティングできます。

種類詳細
アフィニティカテゴリ興味関心、趣味、習慣スポーツ好き、ファッションに関心があるなど
カスタムアフィニティカテゴリキーワード、URL、アプリ、場所をカスタムで指定「海外旅行」と検索した、キャンプ関連のサイトを訪れた、特定地域の飲食店を訪れたなど
詳しいユーザー属性地域、性別、年齢、年収、持ち家や子どもの有無など大学生、持ち家、未就学児がいるなど
購買意向購買意欲の高さマンションの購入を検討している、プロバイダの切り替えを検討しているなど
ライフイベント卒業、引っ越し、結婚などもうすぐ結婚予定、妊娠中など
カスタムインテントオーディエンス自分でキーワード、URLを指定「ハワイ旅行 格安」「中古車 相場」など
リマーケティング自社サイトに訪問・アクションをしたことがあるユーザー商品ページを閲覧した、アプリをダウンロードしたなど


これらのオーディエンスターゲティングを使いこなせば、適切な層に広告を配信できるでしょう。

② コンテンツターゲティング

コンテンツターゲティングとは、広告をどのような場所(Webサイトや動画)に出すか指定する方法です。

種類詳細
キーワードターゲティング指定したキーワードを含むコンテンツに広告を表示キーワードに「30代女性 ワンピース」「オンライン英会話」などを設定し、関連したサイトや動画、アプリに広告を掲載
プレースメントターゲティング特定のコンテンツを指定して広告を表示特定のサイトやYouTubeなどに広告を掲載
トピックターゲティング特定のトピックに関連するコンテンツに広告を表示「アウトドア」「電化製品」などのトピックを選び、関連するサイトや動画に広告を掲載

③ 地域・言語ターゲティング

広告を表示する地域や言語を指定する方法です。地域ターゲティングでは、「横浜市内」「半径10km」などのエリア設定が可能です。近隣の店舗集客や、地域限定のセールなどに効果を発揮するでしょう。

言語ターゲティングでは、ユーザーのブラウザや検索言語に応じて「日本語」「英語」などを選択できます。外国人観光客を視野に入れるなら、「英語」も設定することで精度を上げられます。

Google広告開始時の設定方法

Google広告を始めるにあたって、最適なアカウント構成や各種設定が成功の鍵となります。ここではアカウントの構成から広告配信に必要な設定まで、順を追って解説します。

アカウントの基礎知識

まず、Google広告では「アカウント」「キャンペーン」「広告グループ※」という3層構造で管理されます。Webサイトの構成に沿って、アカウント→キャンペーン→広告グループの順で組み立てていきます。※P-MAXでは「アセットグループ」と表示されます。

アカウント複数のキャンペーンや広告グループを含む、最上位の要素。
社名や支払い情報を設定する。
キャンペーンアカウント配下の構成要素であり、複数の広告グループを束ねる単位。予算、エリア、掲載方法、入札戦略などを設定する。
広告グループ最下層にある要素で、広告文やキーワードを設定する。


例として、ひとつのアカウント内で製品カテゴリー別にキャンペーンを分け、さらに広告グループごとにキーワードを設定すると、配信が最適化されやすいです。適切なアカウント構成は、品質スコア向上や無駄なクリック抑制につながるため、最初にしっかりと設計しておきましょう。

Google広告開始時の設定

ここからは、アカウント作成時の手順を解説していきます。

※記事で紹介する手順は2025年7月時点のものです。

1. アカウント開設

Google広告のトップページを表示し、右上の「今すぐ開始」をクリックします。

Google広告のトップページ

2. 最初のキャンペーンを作成

①ビジネスの名前、URLなどを入力します。

Google広告のアカウント開設画面

②キャンペーンの目標を選択する画面が出てきますが、初期設定では広告の種類がP-MAXに設定されています。P-MAX以外のキャンペーンを作成したい場合は、画面下部にある「スキップ」をクリックします(P-MAXを選択した場合は、➄以降の設定を行います)。

キャンペーンの目標を設定する画面

③キャンペーンタイプを選択します。

キャンペーンタイプの選択画面

④広告の表示対象となるキーワードや地域、言語、オーディエンスなどを設定します。

広告の表示対象を設定する画面

➄広告見出しや説明文、サイトリンクなどを設定していきます。

広告の作成画面

⑥入札戦略を設定します。

入札戦略の設定画面

⑦1日の予算を設定します。推奨される予算の他、カスタムで予算を組むことも可能です。

予算の設定画面

⑧支払い情報を設定します。

支払い情報の設定画面

これでアカウント開設は完了です。以降は、Google広告の管理画面から各種設定ができます。

Google広告の管理画面

3. キャンペーンを編集

キャンペーン作成後、キャンペーンの設定を変更する場合は「キャンペーン」、広告の見出しや画像などを変更する場合は「広告グループ」もしくは「アセットグループ」を選択します。

広告グループの編集画面

4. ターゲティングを設定

ターゲティングを設定する際は、管理画面の「オーディエンス、キーワード、コンテンツ」から項目を選びます。

ターゲティングの設定画面

5. コンバージョンの設定

Google広告を効果的に活用するには、コンバージョン設定が欠かせません。

設定する際は、管理画面の左側にある「目標」から「コンバージョン」→「概要」を選択。「コンバージョンアクションを作成」のボタンをクリックします。

コンバージョンの設定画面


コンバージョンを測定する場所を設定します。

コンバージョンの設定画面

測定で重視する点を設定します。

コンバージョンの設定画面

Googleタグやイベントタグを設定し、セットアップを完了します。

コンバージョンの設定画面

6. リマーケティングの設定

サイトへ一度訪れたユーザーに再度広告を配信するリマーケティングは、コンバージョン率を高めやすい手法です。最初にGoogleタグかGTM(Googleタグマネージャー)でリマーケティングタグを設置し、自社ページの閲覧履歴を持つユーザーリストを構築します。次にキャンペーンでリストを指定することで、再訴求が可能となります。

7. カスタムオーディエンスの設定

カスタムオーディエンスとは、特定条件を満たすユーザーを精密にターゲティングする機能です。自社サイトを閲覧していなくても、競合他社のサイトを訪問したユーザーや、関連キーワードを検索したことがあるユーザーに広告を配信できます。ブランドの認知度向上や新規見込み客の獲得に効果的です。

Google広告の広告表示オプションとは?

Google広告の広告表示オプション(アセット)とは、検索広告の広告文(見出し・説明文)に加えて表示される追加情報のことです。広告の情報量を増やし、ユーザーの関心を引きつけることができます。

広告表示オプションの例

設定する際は、管理画面から「アセット」を選択します。設定は無料で、クリック課金の場合は表示オプションがクリックされたときに課金されます。

広告表示オプションの設定画面

代表的な広告表示オプションの種類

名称詳細
ビジネスの名前会社名や店舗名を表示できます。
ビジネスのロゴ会社やブランドのロゴ画像を表示できます。
サイトリンクサイト内の特定ページ(商品ページ・お問い合わせページなど)へのリンクを追加し、ユーザーを誘導できます。
コールアウト「送料無料」「24時間対応」など、サービスの強みを簡潔なテキストで補足できます。
構造化スニペットサービス内容やブランド名など、商品の補足情報を表示できます。
電話スマホからワンタップで電話できるようになります。
リードフォーム「問い合わせ」「資料請求」などのフォームへ直接誘導できます。
住所Googleマップと連携し、会社や店舗の住所を表示できます。
価格商品の種類や料金を表示して、購買意欲の高いユーザーにアプローチできます。
アプリアプリストアのリンクへ誘導できます。
プロモーションテキスト「最大30%オフ」「8月限定セール」など、キャンペーンの情報を広告に表示できます。

Google広告の効果を最大限に引き出すためのポイント

Google広告は、正しく運用すれば費用対効果の高い集客ツールになります。しかし、ただ出稿するだけでは成果は上がりません。ここでは、Google広告の効果を最大化するために押さえておきたいポイントを解説します。

ターゲティング機能を適切に設定する

まず重要なのが、ターゲティング機能を適切に設定することです。Google広告には、「地域」「年齢」「性別」「世帯収入」「デバイス」といった、多彩なターゲティング機能が用意されています。

例えば地元の飲食店であれば、店舗周辺のエリアに住むユーザーに絞って配信することで、無駄な広告費を抑えられます。ターゲティングを細かく設定しすぎると配信量が少なくなり、広すぎると精度が下がってしまうため、データを見ながら段階的に調整するのがコツです。

可能な範囲で自動入札にする

Google広告では、手動もしくは自動で入札額を決めることが可能ですが、できるだけ自動入札を活用するのがおすすめです。自動であればGoogle広告を始めたばかりでも、機械学習により最適な運用ができます。

手動であれば自力で調整が必要な、ターゲティングやクリエイティブといった項目も自動で最適化してくれるため、運用の手間が省けるのも大きなメリットです。

運用しながらクリエイティブを改善する

Google広告の効果を最大限に引き出すには、広告文やバナーなどのクリエイティブを適時改善するのがポイント。運用経験が長くても、コンバージョンにつながるクリエイティブを一度で作るのは難しく、運用しながら改善するのが前提となります。最初から完璧な広告を作ろうとするのではなく、実際に配信しながらデータを見て改善していくことが大切です。

具体的には、以下のような点をチェックして改善を重ねましょう。

  • 広告文の見出しに数字や限定感を入れる(例:「今だけ50%OFF」)
  • 表現をわかりやすく、行動を促すようにする(例:「無料相談はこちら」)
  • 訴求軸を変えて、複数パターンを試す

地道な改善を繰り返すことで、広告のパフォーマンスは確実に上がっていきます。

Google広告の種類や設定方法を把握して効果的に活用しよう

ノートパソコンを持つ男性

Google広告で高い効果を出すためには、広告の種類や仕組みを理解し、適切に設定するのが重要です。運用が始まったら、ターゲティングの精度・入札戦略・クリエイティブの改善という、3つの柱を意識すると広告の効果を最大限に引き出せるでしょう。

Google広告の運用には、データを見ながらクリエイティブを改善していく作業が必要ですが、「通常の業務に加えて改善まで手が回らない」とお悩みの方も多いかもしれません。そんな場合は、豊富な知識と実績を備えた代理店に依頼するのがおすすめです。

プロナウンのデジタル広告運用サービスでは、Google広告のスペシャリストによる運営チームが、市場リサーチからクリエイティブ制作、入稿後のPDCAまで一括で担当。クリエイティブ制作費も運用手数料に含まれているため、追加料金なしでクリエイティブの差し替えが可能です。Google広告の費用対効果を最大限にしたいとお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

この記事を書いた人

上野恭史

上野恭史

インターネット広告事業にてGoogle広告・ヤフー広告を中心に広告運用コンサルタントを担当しております。